体に良いこと

注意力の衰えを防ぐ方法【二重課題と運動は関係がある!転倒を防ぐ身体づくり】

注意力の衰え

注意力と二重課題の関係

私たちは、ひとつのことに集中して活動をしているのでなく、複数の課題を同時に行って、生活しています。

【例】
話しながら歩く話す(A)+歩く(B)
歌いながら歩く歌う(A)+歩く(B)

「Aをしながら、Bをする」のように、2つ以上の課題を同時に遂行することを、「二重課題」や「デュアルタスクdual-task)」と呼びます。

2つの情報を同時に処理するには、注意を分散したり、切り替えたりする力が必要です。これは前頭連合野(ゼントウレンゴウヤ)というが働くことで、情報を上手に処理します。

年を重ねると、二重課題の処理能力が低下します(注意力の低下)。

高齢者に車の運転事故が多いのも、二重課題の処理能力が低下しているからです。

生活には、二重課題の処理能力が必要。

 

二重課題の処理能力が極端に低下している状態では、歩いているときに話しかけられると立ち止まってしまいます。
同様に、話しかけると歩行スピードが遅くなったり、歩き方が乱れて転びそうになるのも、二重課題の処理能力が低下しているといえます(Lundin-Olsson)

【文献】
「二重課題の処理能力と転倒との関係性」についての発表です。

歩行中に会話すると動きが止まった方が12名いており、そのうち10名6カ月間以内転倒したといわれています。(Lundin-Olsson,1997)

身体の動きには問題がなくても、注意力が低下していると日常生活に支障が生じます。

歩くことに自信がない人へ、話しかけてしまうと、バランスを崩したり転倒する可能性が高くなります。
歩行者や自動車を避ける時も、歩くこと以外に注意が向いているため、転びやすくなります。

 

注意力は鍛えられる

注意が求められる課題を継続して行うことで、注意力に関わる前頭連合野の機能が改善する可能性があるといわれています。

 

「注意力は鍛えることができるのか?」に関して、文献を紹介します。(山田ら,2008)

【文献】
トレーニングのみを行う人、トレーニング+計算や文章の音読などの二重課題を行う人、①②にわけてバランス力を調査した研究です。

この訓練を12週間実施したところ、どちらも体の機能は向上しています。

しかし、転倒の有無に関しては(トレーニング後6カ月間)トレーニング+計算や文章の音読などの二重課題を行う人のみ減少したと報告しています
(減少率40.9%→4.5%)。

二重課題の処理能力は、訓練によって鍛えられることがわかります。
(二重課題と転倒の関連性に関しては、こちらの文献(島浩人,2009)も勉強になります。)

注意力の衰えを防ぐことができる

 

注意力を鍛えるには?

運動中にオーディオブックで本の内容を頭に入れるなど、「運動+他のことをしてみましょう。

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運動中、転倒や事故にご注意ください。

慣れないうちは無理をせず、お家の中で歩きましょう。

 

身体と脳は繋がっています。
身体が衰えていると、運動に精一杯となり他のことが集中できなくなるため、注意力が低下します。衰えやすい筋肉については下記のブログに詳しく記載しています↓

筋肉の変化
年を重ねると筋肉はどう変化するのか。シニアの筋トレの効果と注意点【どの筋肉が衰える?遅筋と速筋】老化すると、どの部位の筋肉が衰える? 日本人の平均身長・体重・筋肉量が記載されている表です。 (参考:谷本 芳美:日本人...
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わかわか生活わか子です。
最後までご覧いただきありがとうございました。




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【老化と向き合う】若々しいこころと身体を保ち、最期までしあわせに生きるための情報を発信!自立した生活を目指します。(1)身体の悩みに合わせたアイテムの紹介、(2)健康管理の豆知識、(3)こころの健康を保つ方法について紹介します。