【記事の内容】
・幸せの判断基準の違い
・幸せに感じる条件
(1)健康(生活習慣の違い)
(2)家族、友人関係
(3)家計
・年齢別の幸福度
・幸せと感じる行動(男女別)
本当の幸せとは何か
現在の日本はスマホ・IT・家電などが普及し、生活が楽になっています。交通網の整備もされたので、海外も身近に感じることができます。医療も発展し、日本はトップクラスの長寿国です。実際に「1人当たりの実質GDP(図:青色の線)」をみてみると、1955年から2005年までの間、日本は飛躍的に経済が成長し、日々の生活が豊かになっていることがわかります。

(参考:平成20年版国民生活白書(全文HTML)|第1章|第3節 社会の主体としての消費者・生活者〜幸福の探求(1/3))
しかし、経済成長とは正反対で、1984年から多くの人が生活に満足できていないことがわかります(図:オレンジの線)。
経済成長と、生活の満足度は一致しない。
誰もが「幸せになりたい」と願います。「どうしたら幸せと感じるのか」を文献のデータを見ながら記載していきます。
幸せの判断基準の違い
「どのような思考をもつと、幸福を感じやすいのか」を男女別に表しているものです。

(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
【幸福度が高いのは】
1、過去の自分との比較
2、自分の理想との比較
男女ともに他人との比較ではなく、自分と比較した人が幸せと感じやすい
特に男性は「過去の自分との比較」が幸福を感じやすいことがわかります。
幸せの基準は、他者より自分のなかに持つ方が幸せを感じやすい。
次に幸せの判断基準は、「年齢や男女で違いがあるのか」を調査したグラフです。

(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
全体でみると、幸せの判断基準で多いのは「自分の理想との比較:35.7%」、「他人や世間との比較:24.1%」でした。
男女ではあまり違いはありませんが、年齢で比較すると考え方に特徴があることがわかります。その特徴を、下の表にまとめています。
【年齢別:幸福の基準】
年配者 | 身近な人を含めた他人との比較 自分の過去との比較 |
---|---|
若年者 | 自分の理想との比較 |
幸せに感じる条件

(参考:内閣府:国民生活選好度調査からみた幸福度)
幸せを判断した基準として、健康・家族・家計が突出して多いことがわかります。
特に健康は高齢になるにつれて重要視され、60代以上の回答率は7割以上あると報告されています。(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
幸せの判断基準である「健康・家族・家計」について順番に記載していきます。
健康(生活習慣の違い)
今回は、「喫煙・飲酒が幸福度に影響あるのか」記載していきます。
【喫煙】

(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
男女ともに、たばこを吸う人よりも吸わない人の方が、幸福度が高いとわかります。
【飲酒】

(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
飲む人と飲まない人では、幸福度に変わりないことがわかります。
飲酒量については差が出ており、男性は「缶ビール(350ml)に換算して1日1本程度」、女性は「ときどき飲む」人が幸せと感じやすいと結果がでています。
【健康維持には】
平成30年9月27日に発表された厚生労働省のデータを見ると、喫煙・高血圧・運動不足が死亡原因に大きな影響があるとわかります。
参考:身体活動・運動を通じた健康増進のための 厚生労働省の取組み
運動不足が及ぼす影響・予防策については下記のブログに記載しています↓↓

家族、友人関係
困った時に、「誰がどの程度頼りになるのか」を調査した結果が以下の図になります。

(参考:小谷みどり:人づきあいと幸福度との関係)
困った時に最も頼りになるのは、家族と答えた人が59.6%と過半数を占めています。次に親戚10.1%、友人9%との結果が出ています。
「まあ頼りになる」と答えたのは、親戚42.9%、友人43.4%、家族32.6%とわかります。
自分の「心のよりどころ」になる人の大切さを、身に染みて実感します。
人との絆や信頼関係を認識することは、幸福感を高める大きな要素。
(参考:小谷みどり:人づきあいと幸福度との関係)
親密な人間関係は、精神的やすらぎとなる。
家計
生活水準が周りと比べて高いことが、必ずしも幸福度を高めるとは限らない。
むしろ、周りよりやや高いか、同じぐらいだと思っている人の方が、より幸福を感じている。(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
家計と幸福度との関係については、相関関係がみられないと報告されています。
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年齢別の幸福度
性別・年齢別に幸福度を調査したグラフです。

(参考:小谷みどり:どんな人が幸せなのか)
①男性は40代をピークに幸福度が低くなる(30-50代は幸福度が低い)。
②男性は年を重ねるにつれて幸福度が高くなる(80代が最も幸福度が高い)。
③女性の幸福度はほぼ横ばいである。
④女性の幸福度は60代が最も高い。
誰もがグラフと一致している訳ではないですが、
30~50代男性はココロの健康についてご本人はもちろん、周りも気に掛ける必要があります。

幸せと感じる行動(男女別)
ストレスが幸福度に影響を与えるだけではなく、幸福感がストレスを緩和する可能性があると、心理学の分野で指摘されています(大塚・鈴木ほか,2007)。
幸福感などのポジティブな感情を持っていると、ストレスの原因そのものを抑えることができる。
そのため、幸せと感じる行動を積極的に行う必要があります。
どういう時に「幸せを感じるのか」男女別に調査したグラフです。

男女ともに人的交流が最も幸せと感じています(特に女性)。
その次に、衣食住などの基本的欲求です。
男性は目標達成時に幸せと感じやすいことがわかります。
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