ココロの栄養

世代によって変わる悩みや価値観・解決方法について【世代の違う人の考え方を理解していますか?】

世代で変わる考え方

年によって考え方が変わる

人間の発達段階は8つに分けられています。
各発達段階に「心理社会的危機」が訪れます。
心理社会的危機を乗り越えることで「」を獲得でき、成熟した大人になっていきます。このような考え方を「エリクソンの発達段階(心理社会的発達理論)」といいます。

 

【エリクソンの発達段階】

●世代によって悩みの解決方法が違う
悩みやストレスの原因は人それぞれですが、年齢ごとに直面する「人生の壁」は共通です。年齢ごとに、悩みを解決する方法も変わります。
自分がどのような発達段階に置かれているかを自覚することで、立ちはだかる障壁を乗り越えることが出来ます。
●世代によって価値観が変わる
自分と違う世代の人と関わると「なぜ、そのような行動をとるのか?」と違和感を感じることがあります。
世代別の考え方を知ることで、相手の気持ちを理解することができます。

 

【8つの発達段階】

①乳児期 生まれてから1歳半まで
②幼児前期 1歳半~3歳頃
③幼児後期 3~5歳頃
④学齢期 5~12歳頃
⑤青年期 12~18歳頃
⑥初期成人期 18~40歳頃
⑦成人期 40~65歳頃
⑧高齢期 65歳以上

 

乳児期(~1歳半)

【希望】

赤ちゃんはひとりでは生きていけません。泣いて助けを求め、世話されることで育ちます。

養育者にお世話をしてもらう中で、赤ちゃんは「みんなは自分を助けてくれる」という信頼感が生まれ、「希望」という活力を得られます。

養育者が赤ちゃんの要求に対して拒否的な対応を繰り返していると、「不信感」が生まれます。

 

幼児前期(1歳半~3歳)

意思】

幼児前期の子どもは、話し言葉や運動機能が急激に発達し、遊びの内容も変化していきます。親がチャレンジの機会を与え、適切なタイミングで手伝うと、子どもは自信をつけ、自立しようとさらに努力します。その結果、「意思」という力を獲得します。

親が先回りして何でも手伝ったり、失敗した子どもを過度に叱ったりすると、子どもの自主性は育たず、「新しいことに挑戦しよう」という意欲は生まれません。

 

幼児後期(3~5歳頃)

【目的】

幼児期後期の子どもは、言語や認知機能の発達が急激に進み、自分や他者に関する理解が本格化する時期です。すべての事に対して関心をもち、「どうして?」という質問を連発します。

自分自身の欲求や目標に向かって行動していくための自発性と、失敗や挫折による罪悪感を経験します。自発性と罪悪感のバランスがうまくとれれば、子どもは「目的」という力を獲得します。

親がうっとうしがる態度を見せたり、過度に厳しいしつけをすると、子どもは「罪悪感」を覚えてしまいます。

 

学童期(5~12歳)

【有能感】

勉強の楽しさを知る時期です。物事を完成させる力とその喜び、周囲の承認、自己の有能感や自尊心が得られます。課題を繰り返すことで自信がつき、自分には「能力がある」と理解します。

勉強は分からないことだらけです。周囲の大人が適切にサポートせず、ただ叱るだけだと、子どもは「劣等感」を抱きます。生きる上で大切な自己肯定感が育ちにくい状態になります。

心身ともに明るく、元気に、健康的に生きていくためには、自己肯定感を高くすることが必要です。相手に自信を持たせるコミュニケーションについては下記のブログに詳しく記載しています↓

自信を持たせる方法
相手に自信を持たせる方法【良いコミュニケーションとは?自己肯定感としあわせの関係】自信には自己肯定感が必要 自己肯定感とは自らの価値や存在を肯定できる感情のことです。自己肯定感が高いと、様々なことに自信を持つことがで...

 

青年期(12~18歳頃)

【忠誠】

思春期にあたる青年期は、「自分は何をやりたいんだろう?」「自分らしさって何?」など自分の存在について、他者からどう見られているのか、客観的な視点から自分を見る時期です。「私らしさ」を理解し、自分の居場所を見つけられれば「忠誠」という力が得られます。自分で選んだ価値観を信じ、それに対して貢献しようと努力します。

「私らしさ」を理解していなければ、「何のために生きているのか」と悩み続けることになります。自分自身を愛せなかったり、自分の欠点を受け入れられなくなります。

 

初期成人期(18~40歳頃)

【愛】

異性との間に成熟した信頼関係を築く時期です。新たな家族友人との長く安定的な関係を通し、相手と自分が異なることを受け入れられます。違いを受け入れ、異性との信頼を築けたときには、「」という力を獲得します。心身ともに一体感を抱くような、今までにない親密さを体験します。

夫婦円満なコミュニケーションの考え方について、下記のブログに詳しく記載しています↓

夫婦円満の秘訣
夫婦円満なコミュニケーションの秘訣、離婚する夫婦の特徴【なぜ夫婦はすれ違うのか?男女の考えの違い】 【記事の内容】 ・夫婦間の会話の重要性 ・なぜ男女は分かり合えないのか ・離婚する夫婦の特徴 ・仲の良い夫婦関係には ...

 

一方で、自分と異なるものを排除し、人との関わりを避けたり、短期的な恋愛ばかりしていると、人間は「孤独」になります。

「結婚は幸せなのか?なぜ未婚が増えているのか?」に関して、下記のブログに詳しく記載しています↓

結婚は幸せなのか
結婚した方が幸せ?【結婚相手を見つけるには?幸せな結婚生活を維持するコツ】結婚すると幸せになれるのか 時代の流れとともに、結婚に対する価値観も変化しています。戦後すぐは、20歳を越えれば結婚して子供を産み、家...

 

成人期(40~65歳頃)

【世話】

自分の時間やエネルギーを子どもや若者に使い、下の世代を育てていくことに生きがいを感じます。子育てだけではなく、職場の業績や芸術的な活動なども含まれます。次世代への貢献により、「世話」という力を獲得します。

「自分の足跡を残せただろうか?」と悩む人は、65歳以上になると訪れる「絶望」に心が負けてしまいます。

 

高齢期(65歳以上)

【賢さ】

多くの人が仕事を退職し、老後の生き方を模索しています。寿命を前にして、人生の終わり方について考え、今までの人生を振り返る時期です。自分の人生を受容し、肯定していく中で、心理的な安定や人間的な円熟が達成され、「賢さ」という力を獲得します。

自分の人生に満足できず、多くの後悔を抱えていると、死への恐怖を感じます。「人生をやり直したい」と感じ、後悔挫折感を感じます。絶望的な気分となり、穏やかに余生を過ごせなくなります。

元気なうちから自分の死について自覚し、死生観を育むと、「死」に対する不安が和らげられ、情緒的安定と精神的健康が得られます。死生観について、下記のブログに詳しく記載しています↓

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終活に役立つ考え方・心構え【人生の終わり方や死について考える、死生観とは何か?】死は全員が共有する終着点 別れがあり出会いもあるように、死があるからこそ生を感じられます。 誰もが大切な人の死・自分の死に直面す...

 

わか子
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わかわか生活わか子です。
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【老化と向き合うための情報を発信】若々しいココロとからだを保ち、最期まで自立した生活を過ごすため、身体の悩みに合わせたアイテムの紹介、健康管理の豆知識、こころの健康を保つ方法について紹介します。