低予算で簡単!転倒を防ぐ部屋づくり
転倒を防ぐために住宅改修しようと考えると、次の2種類があります。
①介護保険を利用しての住宅改修
②自己負担での住宅改修 (今回はこちらを詳しく記載します)
①介護保険を利用しての住宅改修
介護保険の認定を受けており一定の条件を満たしていると、費用(上限20万円)の7割~9
割の額が住宅改修費として支給されます。住宅改修できる事としては以下の内容になります。
1、手すりの取り付け
2、段差の解消
3、滑りの防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更
4、引き戸等への扉の取替え
5、洋式便器等への便器の取替え
手順としては⑴ケアマネジャー等に相談、⑵改修前に必要な書類を提出、⑶工事施行、⑷工事後に必要な書類を提出といった流れで実施します。
②自己負担での住宅改修
介護保険内で住宅改修が出来ない場合は、自己負担となります。
些細なことでも工夫すれば転倒防止に繋がり、安心して過ごす事ができます。今回は、低予算で簡単に転倒を防ぐことができるアイデア商品をご紹介いたします。
コードやケーブルをまとめる
コードやケーブルに足を引っかけ、転倒する事例が頻繁にあります。上記の商品は配線をまとめることが出来ます。
コードに足を引っかけないためには、ケーブルカバーを使って配線をまとめること・通り道には配線を横断させないこと・配線をなるべく減らすことが大切です。
蛍光テープで危険を認識させる
階段・段差・でっぱり部分・敷居など危険な場所が分からないため、転落したり躓いたり障害物に当たったりする事故が多いです。こちらの商品を使って危険な場所を目立たせることで、「蛍光テープがついている所は気を付けないといけない。」と即座に認識させることができます。また、こちらの商品は滑り止め素材がついているので転倒防止策に優れています。
階段・段差・でっぱり部分・敷居など危険な場所には、蛍光テープで目立たせましょう。
足元をライトで明るくする
歩いている時に足元が暗く見えないため、転んでしまう事故が頻繁に生じます。自分の影で足元が暗くなる事も大きな事故に繋がります。足元を明るくすることで、事故を防ぎましょう。こちらの商品は配線工事が不要で、取り付け場所が自由です。常時点灯ONモード、人感センサーモード、OFFモードの3種が選択できます。階段・寝室・廊下・玄関・キッチン・寝室からトイレまでの通り道に足元ライトをつけることをオススメします。
足元が暗い場所には、人感センサーライトをつけましょう。
滑り止めシートを敷く
カーペットがズレて滑ったり、カーペットの端がめくれて足が引っ掛かり、転倒することが多いです。カーペットが動かないようにしっかりと固定しましょう。
カーペットは滑り止めマット・シールでしっかりと固定しましょう。
階段に滑り止めマットを敷く
階段を踏み外したり、滑り落ちてしまうと大事故に繋がります。注意深く階段の上り下りをしていても、足の力が弱っている方は「膝折れ」といって急に力が入りにくくなる事がよくあります。階段専用の滑り止めマットを敷き、しっかりと対策しましょう。階段には上記に記載した足元ライト・蛍光テープも活用することをオススメします。
階段には滑り止めマット・足元ライト・蛍光テープを使って事故が起きないように工夫しましょう。(階段には手すりが必要不可欠です)
手すりにグリップをつける
手すりが握りにくい・滑ってしまう方には手すり専用のグリップをつけることをオススメします。
手すりをしっかりと握るためには、手すり専用のグリップを取り付けましょう。
ぶつけやすい所はコーナーガード・クッションで防御
物に当たらないように気を付けていても、ぶつけてしまう事があります。万が一、ぶつけてしまっても創傷が生じないように対策を講じることが大切です。
テーブル・家具などぶつかりやすい所は、コーナーガードで保護をしましょう。


最後までご覧いただきありがとうございました。