人によって違うモノの選び方・価値観
私たちは情報を、目(視覚)・耳(聴覚)・身体(身体感覚)の3つで判断しています。
時と場合に応じて、感覚を使い分けながら生活しています。「右利き・左利き」のように、本人にとっての得意な感覚があります。今回はNLP(VAKタイプ)について記載していきます。
例:服をどのように選ぶ?
①ビジュアルを重視 | 好きな色やデザインで判断する。 |
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②情報や機能性を重視 | メーカーやブランドなどの情報で判断する。
防寒性・防水性・伸縮性など機能性で判断する。 |
③感触を重視 | 着心地や素材など体に触れた感覚で判断する。 |
①ビジュアル→視覚優位タイプ
②情報や機能性→聴覚優位タイプ
③感触→身体感覚優位タイプ
自分の得意な感覚を知ると、効率のよい学習方法がわかります。
その人の得意な感覚によって、説明の方法や、コミュニケーションの方法が変わります。
相手に合わせた会話をすると好感が得られやすく、人間関係が円滑に進みます。
①視覚優位タイプ
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映像やイメージで物事を捉える
頭で映像を描きながら表現するので、話しながら身振り手振りをします。 |
「話が見えない」「イメージ」などの視覚表現をよく使います。
【 記憶の方法】
言葉だけで伝えられるよりも、画像や図の方が頭に入りやすいと感じます。スライド、イラスト、チャート、フラッシュカードなどでイメージが頭に浮かぶように工夫すると良いです。
記憶するために自分で出来る事は、何でもメモを取ることです。書類にはアンダーラインを引いたり、丸で囲んだりします。重要な点や補足する点には、色ペンでマーカーをすると覚えられます。
【 注意点】
カラフルすぎると、情報過多で見づらいと感じることもあります。文章の行間や段落が詰まったものであると拒否反応が生じ、やる気が起きません。
【 相手への配慮】
言葉で指示されるとなかなか覚えられないので、打ち合わせや、お願い事をしたときには、メモやレポートなど紙に書いて渡すと喜ばれます。
【 環境】
周りがうるさくても集中できますが、部屋が散らかっている・近距離に人がいるなど目に入ってくるものが多いと集中できません。
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②聴覚優位タイプ
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言語や音で物事を捉える
物事を分析するのが得意で、理屈の通った話が好きです。論理的で手順を気にしながら話します。 |
「~のように聞こえる」「うるさい」と言った聴覚表現をよく使います。
【 記憶の方法】
教科書やマニュアルを見るのは苦手です。人から聴いて学習することが得意で、先生が言ってたことや、誰かに言われた言葉をずっと覚えています。そのため、音声で学んだり、講演会やセミナーなどに参加し、人から直接話を聞くと、効率よくインプットが出来ます。
聴いて学習することが得意なので、講義を繰り返し聴いたり、覚えたことを人に話したり、音読すると記憶が定着します。疑問を抱くことが得意なので、それを生かし積極的に質問すると、頭の中を整理できます。
【 注意点】
細部に意識が行きやすいので、最初に全体像の話をすることが重要です。理論的な展開を好むので、具体的にデータを数値化するなど、内容に気を配る必要があります。
【 相手への配慮】
音に敏感のため大声に驚きやすく、うるさい人が苦手です。声のボリュームやトーン・リズムは相手に合わせましょう。
聴覚優位タイプへの連絡はメールよりも、電話または直接会って口頭で伝えたほうが親切です。
【 環境】
好みの音楽が流れるとテンションが上がります。勉強する時は、騒音があると集中できないため、静かな環境を整えましょう。
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③身体感覚優位タイプ
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感触や感じで物事を捉える
身体を使って体験的に学ぶことが得意です。感覚や心地よさを大切にします。 |
「つかめてきた」「~の様に感じる」などの感覚表現をよく使います。
【 記憶の方法】
細かいことを言葉で説明するより、実際に自分で体験したり、実験やロールプレイなど、感覚を掴みながら経験を重ねる方が理解します。感触や身体の触れ合いに重点を置くと、記憶が定着します。覚えなければならないことは、身体を動かしながら学習すると、効率が良いです。
【 注意点】
感覚で物事をとらえる傾向があるので、具体的な数字や固有名詞は再確認が必要です。
【 相手への配慮】
細かい話は苦手です。実際に経験を積んで感覚を共有したり、サンプルを持っていくなど体験を取り入れる方が喜ばれます。プレゼンテーションをする時は、感情を動かす工夫が必要です。
【 環境】
居心地の良さを大事にしましょう。
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最後までご覧いただきありがとうございました。